【書評】人生を変えるモーニングメソッド ── 朝の1時間が、1日のすべてを変える
「朝が苦手」という人は多いと思います。
アラームを何度もスヌーズして、ギリギリに起きて、バタバタと支度をして出かける。そんな朝を繰り返していると、一日が始まった時点でもう消耗してしまっています。
Hal Elrodは言います。「あなたの人生の質は、朝の習慣の質によって決まる」と。
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この本が生まれた背景
著者のHal Elrodは20歳のとき、飲酒運転の車に正面衝突され、心肺停止・全身骨折という重傷を負います。医師からは「一生歩けない」と告げられました。
しかし彼は奇跡的に回復し、その後も大きな事業の失敗を経験します。そんな極限状態から這い上がる過程で開発したのが、この「モーニングメソッド(ミラクルモーニング)」です。
絶望的な状況からでも、毎朝の習慣が人生を変えるという確信が、この本の根底にあります。
SAVERSの6つの習慣
本書の中心は、SAVERSと呼ばれる6つの朝の習慣です。
S:Silence(沈黙)
瞑想、祈り、深呼吸、感謝のひとときを持つ。1日の始まりに静けさを作ることで、心が落ち着いた状態でスタートできます。
A:Affirmations(アファメーション)
自分が達成したいことや、自分がどんな人間でありたいかを声に出して読み上げます。「自分はできる」「自分は成長し続けている」といった肯定的な言葉を繰り返すことで、潜在意識に刷り込んでいきます。
V:Visualization(ビジュアライゼーション)
目標を達成した状態を鮮明にイメージします。夢を実現した自分の姿、感じるであろう感情、周囲の反応まで具体的に思い描くことで、脳がその状態に向けて動き始めます。
E:Exercise(運動)
わずか数分でも体を動かすことで、エンドルフィンが分泌され、頭と体が目覚めます。朝の運動は一日の集中力と気分に直結します。
R:Reading(読書)
良書を毎朝読む習慣。著者は「毎日10ページ読めば、1年で約12冊読める」と言います。自己啓発書でも、ビジネス書でも、日々の学習を積み上げることが習慣の核心です。
S:Scribing(書くこと)
日記や感謝日記、今日の目標を書き出します。頭の中にあることを文字にすることで、思考が整理され、行動への意図が明確になります。
1時間も取れない人のための「6分間バージョン」
「朝に1時間なんて無理」という人のために、著者は各プラクティスを1分ずつ、合計6分に圧縮する方法も紹介しています。
大切なのは完璧に実行することではなく、毎日続けること。6分でも、3分でも、何かを始めることが重要です。
朝型になれない人へのヒント
著者は「自分は朝型でない」という信念自体を書き換えることを提案します。
「目覚まし時計が鳴ったらどう感じるか」は、前日の夜にどんな心持ちで設定したかによって変わる。「明日は早起きできる。楽しみだ」と思いながら眠ることで、翌朝の目覚めが変わってくるというのです。
これは根性論ではなく、自己暗示のメカニズムを活用した実践的なアプローチです。
Habit Tracker との相性
SAVERSの各項目を習慣として登録することで、朝のルーティンが管理しやすくなります。
- Silence(瞑想):5分間の瞑想をトラッカーに登録
- Reading(読書):「10ページ読む」を毎日の習慣に
- Scribing(書く):感謝日記3行をチェックリストに
毎朝アプリを開いてチェックする行為そのものが、モーニングルーティンの「きっかけ」になります。
こんな人におすすめ
- 朝の時間を有効に使いたい人
- 自己成長のルーティンを整えたい人
- モチベーションが上がる習慣を探している人
- 「朝が苦手」を変えたいと思っている人
まとめ:今日から試せること
- 明日の朝、5分だけ早く起きてみる
- 起きたらまず深呼吸を3回する(Silenceの最小版)
- 今日達成したいことを1行だけ書いてみる(Scribingの最小版)
- 寝る前に「明日の朝が楽しみだ」と一度だけ声に出してみる
Habit Tracker は、朝のルーティンを記録して毎日の積み上げを可視化するためのアプリです。あなたのモーニングメソッドを支えるツールとして、ぜひApp Storeで無料ダウンロードしてみてください。