【書評】小さな習慣 ── 馬鹿馬鹿しいほど小さく始めることが、唯一確実な方法

「もっと本を読もう」「毎日運動しよう」と決意したのに、3日も続かなかった経験はありませんか。

Stephen Guiseも同じでした。彼は何年も「体を鍛えよう」と思いながら、一度もジムに通う習慣が定着しなかったといいます。

そこである日、こう自問しました。「今すぐできる最小の運動は何か?」

答えは、腕立て伏せ1回でした。

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この本の核心:馬鹿馬鹿しいほど小さく設定する

『小さな習慣』の主張はシンプルです。

習慣の目標を、失敗しようがないほど小さくする。

「毎日30分読書する」ではなく「毎日2ページ読む」。「毎日ジムに行く」ではなく「毎日腕立て1回する」。これくらい小さくして初めて、習慣として定着する土台が生まれます。

「そんな小さなことに意味があるのか」と思う人もいるでしょう。でも著者が発見したのは、始めてしまえば、人はたいていそれ以上続けるということです。

腕立て1回のつもりが、気づけば10回になっている。2ページのつもりが、20ページ読んでいる。それが毎日積み重なると、習慣として根付いていく。

意志力は消耗品だから当てにしてはいけない

多くの習慣法は「モチベーションを高めよう」「意志力を鍛えよう」と説きます。しかしGuiseはこの発想を根本から疑います。

意志力は限りある資源で、使えば使うほど消耗します(心理学でいう「自我消耗」)。だから「やる気があるときに頑張る」という戦略は長続きしない。

小さな習慣は、意志力をほとんど使わないというのが最大の強みです。腕立て1回に「今日はやりたくないな」と思う人はいません。

「超達成」で自信を積み重ねる

小さな目標を達成するだけでなく、それを超えたときに特別な充実感が生まれます。

「腕立て1回」が目標のはずが「今日は20回できた」。この「超達成」の感覚が自己効力感を育て、翌日の行動につながります。

大きな目標を設定して失敗を繰り返すよりも、小さな目標をコンスタントに達成し続ける方が、心理的に強固な基盤を作ります。

ルール:追加行動は「ボーナス」扱いにする

この本で重要なルールの一つが、最小の習慣以上の行動は「ボーナス」として扱うこと。

「1ページだけ読もう」と思って10ページ読んだとき、「今日の目標は達成した」と捉える。この心理的な安全弁が、継続の鍵になります。

「もっとやらなければいけなかった」という罪悪感を持たないことが、長期的な継続につながります。

Habit Tracker との相性

小さな習慣の発想は、トラッカーアプリと相性抜群です。

こんな人におすすめ

まとめ:今日から試せること


Habit Tracker は、どんなに小さな習慣も毎日記録して積み上げていくためのアプリです。「小さな習慣」の実践ツールとして、ぜひApp Storeで無料ダウンロードしてみてください。